《侵蝕》
寂しさに押しつぶされそうで、
僕は残された道を、
一人じゃ耐えきれなくて。
その姿がいくら無様に見えていても、
赤い光。
その眠りはきっと醒めない。 =2001/06/30= |
《疲弊》
ぼんやりと空を見た。
今、貴方は何処にいる?
血にまみれることはないこの腕。
あまりにも貴方が僕の心を占めていたことが分かる。
僕は無力で、何も出来ない。
誰も、僕を助けてくれない。 =2001/06/30= |
《焼却》
灼熱の太陽に 燦々と太陽は照る。
影の中に入りこむ陽光は、
赤く生々しくある火傷痕。
広がる空。広がる緑。
強く責めるような陽光は、
痛みに慣れぬ火傷痕。 =2001/06/22= |
《絶叫》
願うままに。
信じたから、
声、張り上げて、 でもそれは叶わぬ夢。
人の目に怯えて、 でもそれは思うだけ。
自分が嫌いで、 でも痛みを恐れて逃げていく。
苦しみ閉じこめて。
心の痛みだけが、 私だけの楽園を求めて、
今もまだ蹲っている。 =2001/06/15= |
《朦朧》
なにも出来ない私が嫌いで、
涙こらえて、
泣きたくても泣けないで、
簡単なことでさえしくじって、
素直になれたら楽なのに。
いらないプライド、
私の机はキズだらけ。
ねぇ、ここから飛んだら =2001/06/15= |
《悲愴》
貴方は遠くに行ってしまった。
涙は涸れることなく流れ続けて、
手探りで暗闇の中を歩いて、 もうこの目は見えないけど。
光に誤魔化されて、
苦しみも何もかも忘れるために。 =2001/06/08= |
《風花》
ゆるやかな風が髪を濡らす。
罪の意識などもう昔のこと。
小鳥のように空高く翔べたのなら。
終わることのない罰に嘆き、
大切なものを守るためならば、 =2001/06/06= |
《走破》
ただひたすらに走って、
止まりたくても、
誰かが追いかけてくるわけじゃないけど。
誰かがその腕を捕まえてくれるまで、 =2001/06/06= |
《傀儡》
糸など要らない。
生ぬるい粘液の中に
だから、私の意思を捨てないで。
だから、私の言葉を踏まないで。
いつかあの空に墜ちることが =2001/05/31= |
《忘我》
幻覚に惑わされて、
選択を迫られて、
貴方と別れてから伸ばし始めたこの髪も、
もう逢えないのだろうか?
悲しみは心に隙間をつくる。 =2001/05/22= |
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