《きっと いつの日か》
のどにつまった
言いたかったことは
どうしても
のどにつまった言葉は
爪を噛むようになったのは
息を止めずに =2002/05/21= |
《Communication》
誰かと話すということは
誰かと会うということは
いつでも誰かと触れ合って
私は生きていると
私は日々過ごしていると
答えは多分見つからない
いつから私は
いつから私は
分からないほど
気付かないほど
心が欠けた分を =2002/05/20= |
《暗澹》
胸にポッカリ
この手で掴もうと
虚ろな目に浮かぶのは
不安に耐え切れずに =2002/04/24= |
《影に浮かぶ静寂》
何も考えずに
見つめれば
勝手なことばかり
ただ独りで 笑っているのです
可笑しいものなど
ますます馬鹿らしくて
自分を嗤ってました
まだ嗤っているんです 悲しくなりました
僕は読みかけの文庫本を
素っ気なく置かれた
なぜか悲痛な感が漂って どうしてでしょう?
思い出すわけじゃないんです
僕は静かにカーテンを閉めました =2002/04/05= |
《痙攣》
辺りを埋め尽くす闇よりも
冷たい狂いの月光よりも
蠢きだして 君は誰に縋り付くのか
侮蔑の眼差しよりも
切り裂くような悪舌よりも
動きだして
君は何に縋り付くのか =2002/03/27= |
《真摯》
淡々としたその語り口が
貴方が話すその理想は
空を仰ぎながら自嘲して
私の話すこの虚言は
傍観し続けるのは
君が思う償いというものは
流れに気付かない程
必死だったのは誰がも同じこと =2002/03/27= |
《破損》
絶望するのなら
いつまでも充たされない
僕がこの手を汚してまで
水たまりに映し出された =2002/03/26= |
《衝動》 歯止めが利かない
奥に閉じ込めた 壊して楽になれるなら
具現化する幻覚 喉を掻っ切って
悔いるぐらいならば 骨を砕いて
所詮 人の理 目をつぶす
怨むのは筋違い
殺して楽になれるなら =2002/03/19= |
《浸透》 掠めた記憶
心の箍はもう限界 横切る思い出
理解しがたい言葉の波状 視える感情
しとどに濡れた黒髪に =2002/03/17= |
《執着》
取り上げられそうになったから
奪われそうになったから
絶望的な感情と不安定な理性が
手を翳されて目は無意味 =2002/03/16= |
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